果実を育てるガーデニング 〜花、葉、香り、実った果実、楽しみが一杯の家庭果樹園はいかがですか?
収穫できた果実は、そのままいただくも良し、ジャムを作ったり、ケーキにしたり!楽しみ方も一杯です!

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果実を育てるガーデニング〜ウメ


ウメ

ウメ

バラ科 落葉樹


実をつけさせるポイント
花粉のない品種には、他品種の花粉を人工授粉する。

種類と品種
ウメには花を観賞する“花ウメ”と、品質のよい実をつける“実ウメ”があります。
白の大輪花をつけ、実も大きい玉英(ぎょくえい)をはじめとして、淡紅の大輪花で花粉が多く、自分の花粉でよく実をつける鶯宿(おうしゅく)、中果で寒さに強い稲積(いなずみ)、小果では花粉の多い甲州最小(こうしゅうさいしょう)などを選ぶと花も十分に美しい“実ウメ”です。

育て方のポイント
丈夫で育てやすいが、花の咲く時期が厳寒期に当たるので、花や幼果が凍害を受けやすい。このため、鉢植えはこの時期、室内にとり込んで観賞する。
植えつけ
12〜3月に苗を購入して仮植えしておき、3月、6号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。庭植えは日当たりがよく、地下水が地表から1m以下の場所であれば、土質を選ばない。なお、ウメの苗は丈が高いため、植えつけ後、60pの高さで枝先を切り落とし、竹などで支柱を立てる。
水やり
乾燥には強く、逆に過湿に弱いため、やりすぎに注意。春から夏にかけて晴れた日は毎朝、乾燥がつづく夏は鉢土が乾いていれば夕方にも水やりする。庭植えでは特に水やりする必要はない。
肥料
植えつけ1ヶ月後、玉肥を3〜4個鉢の周りに埋め込む(以後、毎春)。庭植えは毎年1月、溝を掘って肥料Aを与える。
病害虫
葉をおかすアブラムシとウメケムシ、枝につくカイガラムシ、実に黒点をつける黒星病が発生しやすい。
実をつける管理
鉢植えは筆先で授粉するとよく実がつく。ただし、玉英は花粉がないので、鶯宿や甲州最小など他品種の花粉で人工授粉したり、それらの1種を近くに植えたりする。なお、鉢植え、庭植えとも摘果は一般に行わない。
実がつかない理由
@花粉のない品種である場合。 
A市街地で、昆虫がいない場合。

樹形づくり
鉢植えは枝のやわらかい6〜7月に針金をかけて模様木風に。新梢が伸び始めた5月中旬にBナイン200倍液を散布すると枝がつまり、よい姿になる。花芽は前年に出た10p以下の短い枝の元から先端にかけてつくので、花後、実のつきぐあいを確かめて込んだ枝を間引く。前年に出た枝を1/3ほど切り縮めると翌年短果枝がよく出る。



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果実を育てるガーデニング

よろしければ、どうぞゆっくりご覧ください。