果実を育てるガーデニング 〜花、葉、香り、実った果実、楽しみが一杯の家庭果樹園はいかがですか?
収穫できた果実は、そのままいただくも良し、ジャムを作ったり、ケーキにしたり!楽しみ方も一杯です!

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果実を育てるガーデニング〜ミカン類


ミカン類

ミカン

ミカン科 常緑樹


実をつけさせるポイント
実をつけすぎると、翌年は実つきが不良になるので摘果を適度に行うこと。

種類と品種
ミカン類にさきがけて9月から黄金色の実をつける、わが国特産の果樹。寒さには比較的強いので、鉢植えにして室内で冬越しさせればどこでも育てられ、香り高い白い花も楽しめます。
10月に熟す早生ウンシュウと、11月に熟す普通ウンシュウがあり、早生ウンシュウは降霜期以前に実を収穫できるところから特に庭植えに適し、なかでも宮川早生と興津早生は実がおいしく、木も小柄な点で家庭向きといえます。普通ウンシュウは、果皮が濃紅色で美しく、鉢植えに最適な土橋紅温州をはじめとして、甘い実をつける大津4号、翌年3月まで実の貯蔵がきく青島温州などを選びます。

上手な育て方
細根が浅いため土の乾燥に弱いが、水不足でも葉がしおれにくいので油断しがち。1年を通じて、水はたっぷりやること。
植えつけ
3月に苗を購入し、3〜4月、6〜7号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。庭植えは南向きで、風の強くない場所であれば、土質を選ばない。
水やり
1年を通じて、鉢土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで、たっぷりと水をやる。庭植えは水やりしなくてもよい。
肥料
植えつけ1ヶ月後、玉肥を3個、鉢の周りに埋め込む。2年目の春は4個、結果し始める3年目からは春に5〜6個、8月と10月下旬にそれぞれ2〜3個ずつ埋め込む。庭植えは毎年3月、溝を掘って肥料Aを与える。
病害虫
葉や枝を黒く汚すカイガラムシとすす病、ミカン類の葉を好むアゲハの幼虫、ダニなどが発生しやすい。
実をつける管理
人工授粉しなくても実をつける。7月下旬に小果、極大果、奇形果、病害虫の被害果、さらに1枝に多くつきすぎている部分の実を摘果する。皮の薄い早生品種は日やけしやすいので、梅雨が明けたら枝先の実に新聞紙の袋をかぶせる。
実がつかない理由
@摘果不足で前年に実がつきすぎた場合。
A枝先の花芽を切り落とした場合。

樹形づくり
鉢植えは模様木風に。庭植えは植えつけの際、なるべく苗の枝先は切らないで(枝先が細い場合は切る)主幹形に仕立てると小柄になる。花芽は枝先に数個つくので、枝先を切り締める剪定は主幹や側枝を作る場合と枝を更新する場合のみ行う。



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果実を育てるガーデニング

よろしければ、どうぞゆっくりご覧ください。