果実を育てるガーデニング〜カリン、マルメロ
カリン、マルメロ
カリンマルメロ
バラ科 落葉樹
実をつけさせるポイント
マルメロは他品種の花粉、カリンは自花で人工授粉する。
種類と品種
芳香を放つ実は果実酒のほか、砂糖漬け、ジャムなどに。マルメロは小柄な品種が多く、カリンは6〜8mの高木になるが、いずれも夏涼しく、雨の少ない気候を好みます。
マルメロでは在来種、スミルナをはじめオレンジ、チャンピオン、ポルトガル、チェルダーなどがありますが、カリンには品種はありません。
育て方のポイント
マルメロは枝が広がりがちなので、植えつけ後、支柱を立てて苗をひもで誘引し、以後毎春、前年に伸びた長さの2/1を切り縮めて幹をつくるように仕立てると、3年間で150pほどの主幹(枝)ができる。
植えつけ
3月、5〜6号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。
水やり
鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水をやる。庭植えでは水やりの必要はない。
肥料
植えつけ1ヶ月後、玉肥を3〜4個鉢土に埋め込む(以後、毎春)。庭植えは毎年1〜2月、溝を掘って肥料Aを与える。
病害虫
ナシと同様の病害虫がつきやすい。マルメロは特に赤星病に弱いので注意する。
実をつける管理
マルメロは1品種だけで実をつけにくいため、他品種の花粉で人工授粉すると実つきが確実になる。
実がつかない理由
授粉しなかった場合。
樹形づくり
鉢植えは6〜7月に針金をかけて模様木風に、庭植えは小柄な主幹形に。マルメロの花芽は前年に伸びた枝の先につき、カリンの花芽は短い枝(短果枝)に冬の間からできている。
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果実を育てるガーデニング
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