果実を育てるガーデニング〜レモン・ライム
レモン、ライム
レモン・ライム
ミカン科 常緑樹
実をつけさせるポイント
5〜6月に咲いた花の中に筆の穂先を回して授粉する。
種類と品種
寒さに弱いが、鉢植えにして室内で越冬させれば栽培は簡単です。また、花は花弁の裏側が紫紅を帯びて美しく、5〜6月と7〜8月、9〜10月の3回にわたって咲き、あたりによい香りを漂わせます。
レモンにはユーレカ、リスボン、ビラフランカなどの品種があるが、市販品は品種の区別がされていなません。ライムでは耐寒性のあるタヒチライムを選ぶといいでしょう。
上手な育て方
寒さに弱いため、11月から3月末まで日当たりのよい窓辺や縁側にとり込んで冬越しさせる。厳寒期には夜間、ビニールシートなどで木全体をおおって保温する。
植えつけ
通信販売で苗を購入し、3〜4月、6〜7号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。庭植えはミカンの栽培地帯に限られ、その他の地域では、たとえ実がついても皮が厚く、苦みが出る。
水やり
1年を通じて、鉢土の表面が乾いたら水をやる。特に開花中の水ぎれは落花の原因になるので要注意。庭植えでは水やりの必要はない。
肥料
植えつけ1ヵ月後、玉肥を3〜4個鉢の周りに埋め込むのが基本。ただし、年に3回、枝を伸ばし、また花をつけるため、肥料ぎれにならないように気をつけ場合によっては秋に玉肥を2〜3個、追肥する。庭植えは2月、株の左右に溝を掘って肥料Aを与え、9月、株の周囲に肥料をばらまいて浅く耕し、追肥とする。
病害虫
葉や枝を黒く汚すカイガラムシとすす病、ミカン類の葉を好むアゲハの幼虫、ダニなどが発生しやすい。
実をつける管理
5〜6月に咲いた花に筆先で授粉し、7月下旬〜8月中旬に摘果する。つみとった実は料理に使える。残した実は12月、果皮が淡黄色になり始めたところで収穫し、熟したバナナやリンゴとともにビニール袋に密封して暖かい部屋に置くと黄色い実になる。なお、夏と秋に咲く花は観賞にとどめ、実をつけばつみとる。
実がつかない理由
市街地で、昆虫がいない場合。
樹形づくり
鉢植えでは6月、主幹に針金をかけて模様木風に。枝が長くなりがちなので、8月に伸び始める夏枝は翌年の3月中〜下旬に春枝の先(つまり夏枝のつけ根)から切る。庭植えでは小柄な主幹形に仕立てる。
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果実を育てるガーデニング
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