果実を育てるガーデニング 〜花、葉、香り、実った果実、楽しみが一杯の家庭果樹園はいかがですか?
収穫できた果実は、そのままいただくも良し、ジャムを作ったり、ケーキにしたり!楽しみ方も一杯です!

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果実を育てるガーデニング〜ナシ


ナシ

ナシ

バラ科 落葉樹


実をつけさせるポイント
開花期の同じ交配親和性のある他品種の花粉で人工授粉する。

種類と品種
日本ナシ、中国ナシ、西洋ナシの三つに大別され、日本ナシは樹上で完熟させると最高においしくなり、残る2種は収穫後、10〜14日ほど追熟させると芳香が出てやわらかくなり、味もよくなります。しかし、栽培が難しいため、初心者は避けたほうがいいでしょう。
日本ナシでは、“赤ナシ(果皮が銹褐色)”の幸水と豊水“青ナシ(果皮が緑色)”の八幸、菊水などがあります。また観賞を兼ねた鉢植えでは花や若葉、実が紅色に染まって美しく、ほうき仕立ての庭植えにも向く原紅がいいでしょう。

育て方のポイント
ほとんどの品種は自分の花粉で実をつけないので、開花期が同じ他品種をもう1本植えると実が確実につく。
植えつけ
3月、6〜7号鉢に6〜7号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。庭植えは日当たりのよい場所を選び、植えつけ後、枝先を1/3ほど切り落とす。なお、乾きすぎたり、逆に排水の悪い場所でなければ、土質は選らばない。
水やり
夏の乾燥には弱く、実の太りが悪くなる。そのため、鉢植えは春から夏にかけて毎朝、鉢土が乾いたら夕方にも水をやる。庭植えは夏季、乾燥がつづくようであれば、根元に3〜4ヶ所ほど穴を掘り、1週間に1回の割で穴の中に水やりする。
肥料
植えつけ1ヶ月後、玉肥を3〜4個鉢の周りに埋め込む(以後、毎春)。庭植えは毎年1月、溝を掘って肥料Aを与える。
病害虫
大敵は葉をおかす赤星病と黒星病。害虫では新しい枝をおかすアブラムシ、ハマキムシ、グンバイムシ、実をおかすシンクイなどに注意する。
実をつける管理
他品種の花粉で人工授粉するか、他品種を近くに植える。実つき後、形のよい実を残して摘果し、袋をかぶせる。
実がつかない理由
@1品種しか植えなかった場合。 
A人工授粉しなかった場合。

樹形づくり
鉢植えは模様木風に、庭植えは棚仕立てやU字形仕立てなどに。庭にはダイヤモンド仕立てなどの垣根も美しい。花芽は前年に伸びた枝の先や前々年の短い枝(短果枝)につく。丸みを帯びた大きな芽で、小さな葉芽とは簡単に見分けられるので、剪定の際、花芽のついていない徒長枝や込み合った部分の枝元から切りとる。



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果実を育てるガーデニング

よろしければ、どうぞゆっくりご覧ください。