果実を育てるガーデニング〜リンゴ
リンゴ
リンゴ
バラ科 落葉樹
実をつけるポイント
自分の花粉で実をつけないので、開花期の同じ他品種の花粉で人工授粉する。
種類と品種
栽培させる果物の中では最も寒さに強く、夏は涼しい気候を好むが、関東以西でも庭植えが可能です。
小果品種では赤い実をつけるドルゴ、ニピシング、アルプス乙女、姫国光などがあり、大果品種では赤い実をつけるつがる、ふじ、黄色い実をつける王鈴などがあります。
育て方のポイント
夏の暑さに弱いので、鉢植えは寒冷紗を張って遮光したり、西日の当たらない場所に移して夏越しさせる。庭植えは夏に西日の当たらない場所を選んで植える。
植えつけ
12月に苗を購入して仮植えしておき、3月、6〜7号鉢に赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土で植える。庭植えでは、最近販売された矮小台木の苗を指定して購入すると、木が3mほどにしかならず、場所をとらずにすむ。この矮小台木の苗は根張りが狭いため、植えつけ後、支柱を立ててひもで誘引しておく。
水やり
水が不足すると葉やけを起こしやすいため、鉢植えでは春から夏にかけて晴れた日は毎朝たっぷりと水をやる。庭植えでは水やりしなくてもよい。
肥料
植えつけ、1ヶ月後、玉肥を3〜4個、庭植えは毎年1〜2月、溝を掘って肥料Aを与える。
病害虫
アブラムシ、ハマキムシ、グンバイムシ、キンモンホソカ、ヒメシンクイなどの病害虫がつきやすい。加えて、東京以西ではうどんこ病が出やすいので気をつけること。
実をつける管理
自分の花粉では実をつけないため、他品種の花粉で人工授粉する。ハナカイドウやヒメリンゴの花粉でもよい。実がついたら小果や悪い実を摘果し、新聞紙の袋をかけておくと害虫がつかず、外観の美しい実になる。
実がつかない理由
授粉しなかった場合。
樹形づくり
鉢植えは6〜7月に針金をかけて模様木風やスタンダード仕立てに。矮小台木の庭植えは主幹形、スレンダースピンドルブッシュに仕立てやすい。花芽は前年に伸びた枝の先端や前々年の短い枝(短果枝)につくが、花芽が見分けにくいので注意。剪定は花芽のついていない徒長枝や込み合った枝を枝先から切る作業を中心に行う。
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果実を育てるガーデニング
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